千曲市、飯綱町、鬼無里など、周辺で最近盛んに行われている「箱膳体験」。
私も興味があって、「小川でもできないかな~」と地味に動き出しているところですが
「過去の遺物だ。いまさら何の意味もない。」
というご意見も耳にしたり・・・
たんなるブームなのか??
なんて思っていました。
小川にも以前、「お膳の会」があり、
何回か活動をしていたそう。
そこで、以前会の中で活躍していたお母さんたちに声をかけ
勉強会を開かせていただきました。
ありがたいことに、農文協の先生にも出席をいただき
少人数ではありましたが、しっかりと勉強をさせてもらいました。
まずは、なぜ今箱膳なのか?
ということ。(先生の見解)
日本人はもともと自然と共に暮らす民族。自然の恵に感謝しながら、食事をいただいていた。
時代の変化とともに、日本古来の「食べる心」というのが薄れてきている。
一汁三菜の食事、みんなで同じ食事をいただくこと、礼儀作法など
箱膳を通すことで、昔ながらの料理だけでなく「食べる心」も伝えることができる。
とのことでした。
そして次はお母さんたちが持ち寄ってくれたおかずたち。
煮物を盛り付ける時も、「下から順に根っこの物から盛り付けるように」と。
鮭の下にも、その辺の草木から緑を拝借。
実際にお膳に並べてみます。
お味噌汁は箸が立つほど具だくさんに。
箸置きには季節の植物を。
ちょっと足りないな~、と思う時は取り回しの品を。(この日はじゃがいものきんぴら)
お箸にもいろいろと作法があったり、
茶碗の底の糸尻と呼ばれる部分は
日本独特の「持って食べる」ということには
必要なものだとか・・・
普段何気なく食べている食事。
知れば知るほど奥が深い!
そして、何より感動したのは
お母さんたちの意欲!
「若い世代に伝えたい。それが自分たちの仕事。」だと。
箱膳という形にこだわらなくても
お母さんたちの熱意を大切にしていかなくては!
と思ったのでした。
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