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本州のヘソ~小川村~

地域おこし協力隊 



いのちを紡ぐ種子シンポジウム :: 2013/01/21(Mon)

長野市で開かれた「いのちを紡ぐ種子シンポジウム」に参加してきました。
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2部構成で第一部はドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」の自主上映

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アメリカにある「モンサント社」。世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を占める企業。かの有名な「ラウンドアップ」という除草剤を製造販売している会社です。

まぁ、利益を追求することにかけては貪欲だなぁと。

「ラウンドアップ」に耐性をもつ作物を遺伝子組み換えで作る。農家はラウンドアップを使う以上、モンサント社から遺伝子組み換え作物の種を買う。
さらにはその種の自家採取を取り締まるために「モンサントポリス」なる組織を作っているらしい。
農家は完全に支配されている。

自然界のすべてを無視して、利益だけを追求する企業。
今や世界の多くの種苗会社を買収しているらしいです。

・・・てことは、世界中の「食糧」がモンサント社に支配されるってこともあり得るわけですねぇ。



そんなこんなで、恐怖を覚えて第二部

埼玉県飯能市で固定種を扱う種苗店「野口種苗研究所」代表の野口勲氏の講演
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野口氏による種の話。
「固定種」「F1種」について。一般の人はもちろん、農業に携わっている人たちもよく知らない人が多いと思います。

固定種・・・・植物が、その土地で繰り返し育つ中で、遺伝子が固定された種のこと。種を採って撒くと生えてくる子は親と同じ性質のもの。人間と同じように、生育も形もまちまちな子供たちが生まれてきます。
単純に、自然の摂理で子孫を残している種たちです。


F1種(交配種)・・・現在一般的に市販されている種。異品種の交配によって生まれるもの。違う品種の株を掛け合わせてできるので、子は雑種。子には両親の性質の優性のほうが現れ、劣性の性質は現れません。そのため、両親よりも丈夫でよく育ち、品質もそろい、収量も多くなります。しかし、親の優性が子に出るのは1代限り。そのため、そこから種をとっても同じようには育ちません。
この交配の仕方は植物の種類によって様々あるそう。

なんだか聞けば聞くほど難しく、複雑です・・・。


なぜこんな複雑なことをわざわざしているのか??

結局は大量生産、品質の均一性のため。そうでなくては市場で受け入れられないからなんですね。
また、F1種は自家採取しても同じ品質のものができないため、
種苗会社にとっても、毎年種を買ってもらえるというメリットが出てきます。


ただ、F1種というものはすべてが同じ性質のため、病気や災害などで全滅する可能性もあるそうです。
その点、固定種というものは個性も様々、中には病気に強いものなどもいて、植物として当たり前の生きる力があるようです。
味もだんぜん美味しいらしいですよ。


野口氏は
「生命を操作し、子孫を作れない野菜ばかりを食べていて、人間に影響がないなんてありえないのでは?」
と警鐘をならしています。

根本的な問題は私たちの考え方にあるのではないか??

参加者から野口氏に質問がありました。
「私も固定種を家庭菜園で作っていて、毎年種を自家採取しています。しかし、どうしてもかぼちゃは変わっていってしまいます。どうしたら、もとのままを維持できますか?」

それに対しての野口氏の答え
「もともとカボチャは自分の花粉を嫌う性質。他から交配するのは仕方がない。いろいろな地域の伝統野菜なども、そのようにして生まれてきた。もとのままを維持するよりも、変わっていく個性を楽しんだほうがいい。」と。


私たちには個性を認める心の余裕がなくなってきているのではないでしょうか。
人間だって野菜だって一緒です!

こういうことを「食」や「農」に携わる人達はきちんと考え、伝えていかないといけないと思いました。




世の中もっとシンプルになればいいのになぁ。



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